アレルギーが「のど」に及ぼす主な影響
アレルギーは鼻・目の症状だけでなく、のどにも強い影響を与えることがあります。
特に花粉症・ダニ・ハウスダスト・動物アレルギーなどで起こりやすく、
- のどのかゆみ
- ひりひり感
- イガイガ
- 異物感
- 咳
- 声がれ
- のどの腫れ
など、多彩な症状につながります。
主な症状と原因の詳細
❶ のどのかゆみ・イガイガ
花粉やハウスダストが咽頭(のど)の粘膜に直接触れることで炎症が起こる 口呼吸により乾燥すると悪化しやすい
❷ のどの腫れ・声がれ
アレルギーで喉頭(声帯付近)がむくむと「声がれ」や「声の出しにくさ」が発生
❸ 咳・咳払いが増える
花粉症やアレルギー性鼻炎では、鼻水がのどに回る「後鼻漏」がよく起きる
後鼻漏が気管を刺激して慢性的な咳が続く
❹ のどの異物感(なんか詰まってる感じ)
粘膜の炎症や後鼻漏によって、のどに違和感を感じやすくなる
後鼻漏(こうびろう)とは
鼻水が通常の鼻の前方ではなく、鼻の奥からのどへ流れ落ちてしまう状態を指します。
健康な人でも一部の鼻水は自然に喉へ流れますが、量が増えたり粘り気が強くなると不快な症状になります。
主な症状

- のどに粘つく感じ・違和感
- 痰が絡む咳、朝の痰
- 咳払いが多くなる
- 声がかすれる
- 口臭
- 就寝中や朝に強くなることが多い
■ 病名と症状
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
粘り気の強い膿性鼻汁が喉に落ちる
アレルギー性鼻炎
鼻水の増加や粘性亢進により後方へ流れ込む
風邪・ウイルス性鼻炎
治りかけに起きることが多い
咽頭炎・アレルギー
痛みや違和感などの症状が出る
胃酸逆流(咽喉頭逆流症)
後鼻漏と誤認されることもある
咽喉頭異常感症
咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)とは
のどに「何かつまっている」「張り付いている」感じが続くのに、検査で明確な原因が見つからない状態を指します。“ヒステリー球”“梅核気(ばいかくき)”と呼ばれることもあります。
特徴
- のどに異物感、圧迫感
- 飲食時に気になったり、症状が増減する
- 検査しても異常が見つからないことが多い
- ストレスや自律神経の乱れによって喉の筋肉が過剰に緊張するのが主要因 と考えられている
- 50代前後の女性に多いと言われる
背景に隠れていることがある疾患
- 逆流性食道炎(咽喉頭逆流症)
- 後鼻漏(鼻水が喉に落ちる感覚)
- 扁桃の腫れ
- 副鼻腔炎
- アレルギー、鼻づまりによる口呼吸
- ストレス、心身症など
後鼻漏と咽喉頭異常感症の関係
後鼻漏が続くと、喉の粘膜が慢性的に刺激され、異物感や違和感として強く感じる → 咽喉頭異常感症のような症状につながるということがあります。また逆に、実際に鼻水は落ちていないのに「垂れている感じ」がする(後鼻漏感)というケースもあり、これが咽喉頭異常感症と重なることも多いです。
改善のための対策・治療
症状の原因に応じて治療が変わります。
後鼻漏の原因が疑われる場合
抗ヒスタミン薬(アレルギー性鼻炎)
抗菌薬(副鼻腔炎)
ステロイド点鼻薬
鼻洗浄(生理食塩水)
加湿、禁煙
耳鼻科でのCT・内視鏡検査
咽喉頭異常感症の場合
逆流性食道炎の治療(PPIなど)
喉・鼻の乾燥対策(加湿、こまめな水分摂取)
漢方薬
ストレスケア
禁煙・飲酒を控える
時間をおいての再診
●まとめ
後鼻漏:鼻水が喉に流れ込むことで起こる症状。副鼻腔炎・アレルギー・胃酸逆流などが原因。
咽喉頭異常感症:喉に違和感があるのに原因がはっきりしない状態。ストレスや自律神経の乱れが主体。
両者は密接に関連しており、後鼻漏が異物感や咽喉頭異常感症を引き起こすことがある。
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