アレルギー性眼炎とは?
アレルギー性眼炎は、花粉・ハウスダスト・動物の毛などのアレルゲン(アレルギーの原因物質)が目に触れることで、結膜(白目の表面)に炎症が起きる状態です。一般的には「アレルギー性結膜炎」と呼ばれます。
主な症状
アレルギー性眼炎は、次のような特徴的な症状が出ます。
よくみられる症状
・目のかゆみ(最も代表的)
・充血(赤くなる)
・涙が出る
・目やに(白くサラサラしたタイプ)
・まぶたの腫れ
ひどい場合の症状
・角膜が傷ついて「痛み」や「異物感」が強くなる
・視力が一時的に低下
原因(アレルゲン)
季節によって変わる場合と、一年中続く場合があります。
●主な症状
| ■ 季節性アレルギー | 花粉(スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサ など) 季節の変わり目に症状が強くなる |
| ■ 通年性アレルギー | ハウスダスト、ダニ、ペットの毛、カビ |
症状別の対処法
かゆみが強い
● 自分でできる対処
冷たいタオルや冷やしたアイマスクで目を冷やす
→ かゆみを和らげ、炎症を抑えます。
目をこすらない
→ こするとヒスタミンがさらに放出され悪化します。
● 医療機関での対処
抗アレルギー点眼薬(ヒスタミンH1拮抗薬)
かゆみが強い場合はステロイド点眼
目が赤い(充血)
● 自分でできる対処
目を休める(画面を長時間見続けない)
コンタクトは避ける
→ 炎症の悪化や感染症のリスクが増します。
● 医療機関での対処
抗アレルギー点眼薬、必要な場合は抗炎症薬
涙が出る
● 自分でできる対処
人工涙液(防腐剤なしのもの)で洗い流す
→ アレルゲンを除去し、症状が軽くなります。
外出時はメガネや花粉防止ゴーグルで予防
● 医療機関での対処
原因のアレルゲンに合わせた治療(花粉症なら花粉シーズン前からの点眼が有効)
目やにが出る
● 自分でできる対処
アレルギー性の目やには白くてサラサラタイプ
→ 清潔なティッシュやガーゼで優しく拭く
水で洗いすぎない
→ 逆に刺激になることがある
● 注意
黄色くネバネバした目やにの場合は細菌性結膜炎の可能性があり受診推奨
まぶたが腫れる
● 自分でできる対処
冷やして炎症を抑える
メイクやコンタクトレンズは避ける
● 医療機関での対処
症状が強い場合はステロイド外用薬、または点眼薬の追加
異物感(ゴロゴロする)
● 自分でできる対処
人工涙液でアレルゲンを洗い流す
まつ毛が入っていないか確認
コンタクトを中止
● 医療機関での対処
角膜に傷がついていないかをチェック
(傷がある場合は専用の点眼薬を使用
こんな時は早めに受診
- 目の痛みが強い
- 視界がかすむ・見にくい
- 黄色く粘りのある目やに(感染症の可能性)
- 市販薬を使っても改善しない
- コンタクトで悪化する
アレルギーを根本的に軽くする生活対策
- 花粉シーズンは外出時にメガネ着用
- 空気清浄機・掃除の徹底(ハウスダストの場合)
- 洗濯物に花粉がつかないように部屋干しに切り替える
ステロイド点眼薬について
ステロイド点眼薬は強い炎症やかゆみを一気に抑える効果がある反面、使い方には注意が必要な薬です。
以下に、一般的な正しい使い方・注意点・使用期間の目安をわかりやすくまとめました。
ステロイド点眼薬とは?
アレルギー性眼炎(結膜炎)で症状が強いときに短期間だけ使うことが多い点眼薬です。
炎症を強力に抑える一方で、
・眼圧上昇
・感染症の悪化
などの副作用のリスクがあるため、医師の指示のもとで使う必要があります。
ステロイド点眼薬の正しい使い方
❶ 手を洗う
目薬前は必ず手を清潔に。
❷ 下まぶたを軽く引いて、1滴だけ点眼
多く入れても効果は同じ、むしろ無駄になります。
❸ 点眼した後は 1分ほど目を閉じる
涙で流れないようにするためです。
❹ 鼻の付け根を軽く押さえる(1分)
薬が鼻へ流れるのを防ぎ、副作用や刺激を軽減できます。
❺ 他の点眼薬がある場合は 5分以上あける
混ざると薬の効果が薄れるため。
ステロイド点眼薬の注意点(重要)
自己判断で使い続けない
副作用のリスクがあります。
眼圧が上がる可能性
長期使用すると緑内障のような症状を引き起こすことがあるため、定期的な眼科検査が推奨されます。
細菌感染があると悪化する
アレルギーでなく 細菌性結膜炎の場合、症状が悪くなることがある。
コンタクトレンズは使用を控える
角膜へのダメージや感染のリスクが上がるため、治療中は 眼鏡 を推奨。
つらいアレルギー症状はお早めにご相談ください
若山医院では
「丁寧な説明」「年齢に合わせた対応」「目と耳鼻科の連携」 を大切にしています。
TEL.048-822-2250




